U23 オリンピックに向けて

リオデジャネイロ五輪の男子サッカーは、16の出場枠のうち15チームが決まりました。6大会連続10回目の出場となる23歳以下(U23)日本代表の手倉森監督は「本大会でメダル獲得」と目標を掲げています。今後の強化と、24歳以上の選手を3人まで加えられるオーバーエージ(OA)枠の活用がカギを握ります。チームは3月下旬に海外遠征。5、6月に親善試合が予定されている。5月下旬にはトゥーロン国際(フランス)があり、五輪本大会前に他国との力関係を把握する場になります。本大会のメンバーは18人です。手倉森監督は「この世代の選手全員を伸ばしたい」と話す。最終予選の登録23人も安泰ではなく、今回は選外だった選手もJリーグでの活躍次第でチャンスはあります。一方、世代全体が伸び悩むようならば、OAの活用も視野に入ります。

今大会は準決勝までの時点で、DF植田、室屋、GK櫛引ら守備陣の成長が光った。一方で攻撃面では、主将の遠藤が「本大会ではもう少しボールを保持し、相手のスキを突いて崩すことも求められる。」球を収められるFWや、質の高いパスを配球するMFが必要になるかもしれません。日本協会と手倉森監督には、リオ五輪では結果を追うのと同時に、2年後のワールドカップロシア大会へつながる人材を育てたい意向もあります。OAの対象は、リオ世代と年齢が離れていない、A代表に入り込む実力がある、などの条件を満たす選手が有力です。

霜田技術委員長はOAについて、「使うか使わないかは2月中に方向性を出したい」と話しました。使う場合は、「Jリーグ所属の選手になると思う」との見通しを示しました。12年のロンドン五輪と同様だと、クラブ側に24歳以上の選手を派遣する義務はない。海外クラブ所属の選手は、交渉が難航する可能性があります。

■サッカー男子のリオ五輪出場国

《開催国(1)》

ブラジル

《欧州(4)》

スウェーデン

ポルトガル

デンマーク

ドイツ

《南米(1.5)》

アルゼンチン

《北中米カリブ海(2.5)》

メキシコ

ホンジュラス

→大陸間プレーオフ(3月)コロンビア―米国

《アフリカ(3)》

ナイジェリア

アルジェリア

南アフリカ

《アジア(3)》

日本

韓国

イラク

《オセアニア(1)》

フィジー

どうなるんでしょうか、オリンピックの日本代表。24歳以上を入れるにしても前の記事での中村選手のコメントがよぎります。どうあれ若手が頑張って日本サッカー引っ張ってほしいです。

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